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青白い月の光が 映し出す遠い記憶 月夜の晩に ふと何かの気配を 感じることがありますよね。 誰もいないはずなのに、 本当に不思議な感覚…。 その感覚に身を委ねていると、 思い出せそうで思い出せなかったこと、 幼い頃どうしても叶えたかった夢、 もう一度会いたい人なんかが、 フラッシュのように脳裏に 浮かんできませんか。 |
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まやかしの 平穏の日常に浮かぶ まやかしのタイトロープ 踏み出そうとして 踏み出せず 引き下がろうとして 立ちすくむ 目を凝らせば やがて消えていくうたかた 青白い月の光 ビルの谷間に ひと時見たもの |
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の銅版画・絵画が忘れそうな夢の続きを描きます 洋の東西を問わず古代から、神秘的で美しいお月さまに 人々はさまざまな思いを托してきました。 少しずつ満ち欠けするお月さまは、太陽と違って じっくりと眺めて物思いにふけるには、格好の対象だったのでしょう。 それはガリレオが月に見えるかすかな影の変化から、 山や谷が存在することを発見したり、 アポロが月面の様子をテレビに映し出してからも変わりません。 お月さまはやっぱり不思議な夢を見させてくれる存在なのです。 さて今夜も、お月さまは人間の心を操るように 思いがけない仕掛けを用意しています。 あなたのために用意されているのは、 きっと記憶の中にひっそりと漂っているオリジナルの物語。 そんなお月さまからのメッセージを写し取った、小浦 昇の銅版画…。 郷愁を誘いつつ静かに流れる不思議な時間が、 どうぞあなたの新しい希望につながりますように。 小浦昇が30年にわたって制作してきました作品を 随時このホームページで紹介してまいります。 |
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これまでTOPページに掲載した作品 |